
春彼岸会法要です。
午前中から懇親会の準備。
台所が使えず、持ち寄っていただいたおかずを詰めることに。
春らしい華やかな御膳ができました。

13時30分、勤行。
40名の方にお参りいただきました。

安田登 師(能楽師)(左)と大島淑夫 師(精神科医)(右)。
講題は「精神科医と能楽師とテレサテンで学ぶ漢詩」です。
うーむ、気なるタイトル。

プロジェクターでテレサテンさんの歌『独上西楼』を観ました。
漢詩にメロディーが乗り、親しみやすくなります。



漢詩は「起承転結」が基本の形だそうです。
杜甫、白居易、蘇軾など、中国の詩人たちの作品をひとつひとつ丁寧に解説してもらいます。
「国破れて山河在り」という有名な詩。これは戦争で負けたのではなく、国の中が駄目になってしまったことだそうです。
一人で読んでいたら絶対に気づけない解釈に目から鱗の連続です。

漢詩に描かれる美しい風景と人のこころ。
現代を生きる私たちも共感できる、その普遍性が不思議です。
漢詩の楽しみ方がわかった気がします。

ポヤポヤさん。
春の陽気になじむ、ゆったりした演奏と伸びやかな歌声。
お二人の掛け合いも、なんだかいつもより、平和的(?)
こころがあらわれました。

懇親会。
廣田さんのごあいさつで乾杯!
ご参加ありがとうございました。(栃原)