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2022年11月3日寺子屋「語りの秋」

安田登師、玉川奈々福さん、広沢美舟さん、玉川奈みほさん、金沢霞さんをお迎えしまして、3年ぶりの開催です。

久しぶりの再会に、皆さま笑顔。しみじみと喜びを感じます。

玉川奈々福さん。新作の前掛けをご披露!金魚がステキ。

「本日は古典が聴きたいとのリクエストに応えまして『国定忠治』でございます」とおっしゃると、本堂からは「おお!」と歓声が。

どんな話が聴けるのか、期待が高まります。

待ってました!たっぷり!日本一!

悪党に騙された父娘を、忠治が助ける物語。

荒っぽい男たちが言い争う姿が目に浮かぶ。やや強引な忠治のやり方が頼もしくもあり、どこか滑稽で、笑いが起きる。

曲師は広沢美舟さん。

凛々しいお姿にうっとり。三味線の音が、より一層、皆さまを語りの世界へ引き込む。

忠治が悪党を懲らしめ、父娘を助け、物語は大団円を迎える。

そして奈々福さんの声が本堂に響きわたり、語りは最高潮へ。

よっ、日本一!

大きな拍手で終演。やっぱり間近で見る浪曲は圧倒的でした!

続いて安田登師に合わせ、皆さまと朗読です。

『花を奉る』(石牟礼道子)、『平家物語』、『論語』、『太平記』。

金沢霞師。かすみん!久しぶり。

琵琶をはじめられて1年目だそうだが、「お師匠さんが良ければ、このくらいできるようになる」と安田登師。べべべんべん!と鳴りだせば、本堂は古典の世界へ。

安田登師の解説で、古典の読み方がより深まっていく。

久しぶりの朗読で、「ああ、3年前ってこれが当たり前だったんだなあ」と懐かしい気持ちになりました。

最後に、太平記の流れから 西国街道の桜井駅(さくらいのえき)で、楠木正成・正行父子が決別する話である 『桜井の決別』を皆さまと歌い、お開きとなりました。

みなさまご参加、ありがとうございました。(栃原)

阿弥陀寺の行事

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