7月3日、法話の会。
15名のご参加でした。
川村智明。
盂蘭盆(うらぼん)とは「さかさま」という意味である。フードロスが問題になっているが、自身もまた食べ物を粗末にしていた。小さいころ、食事中に祖父に叱られた経験を思い出し、食べ物に対するあり方がさかさまだと気づかされた。
栃原真人。
こちらも盂蘭盆がテーマ。フランクル著『夜と霧』、遠藤周作著『沈黙』に描かれた、悲惨な状況における人間の心の変化。自身を支えるものに気づけたとき、苦しみのなかでも勇気をもって生きていけるのではないか、と話した。
大谷義文。
『歎異抄』第二章から「いずれの行も及び難き身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし」というお言葉について話した。殺伐とした事件の多い現代。お互いの一般論をぶつけ、傷つけあっている中で、「地獄こそがすみかである」とされた親鸞聖人のお言葉に、気づかされることが多いのではないか、と話した。
蒸し暑い中、ご参加いただきありがとうございました。(栃原)