阿弥陀寺建立10周年+2記念法要。
台風が過ぎ、快晴。新調したのぼり旗が輝いております。
コロナ禍で2年延期になった法要がようやく勤まります。
受付の女性陣。 左から、大谷唯、田添結子さん、橋本昌子さん。
晴れやかな衣装でお出迎えです。
「おめでとうございます」と皆さまからお声をいただきました。
お祝いのお花も届き、本堂が華やかに。
お寺ではなかなか見ない光景です。
本堂には80名近い方々のお参りがありました。
この10年でたくさんのご縁をいただいていたのだと、思い返されます。
12時、勤行。
僧侶5人で『阿弥陀経』を読経。
大谷義文の表白。
建立から現在にいたるまでの経緯への感謝、そしてこれからのお寺の役割への決意をあらわしました。
お配りしたお経の本で、皆さまと読経しました。
最後は合掌礼拝。
10+2年、ともに道を歩んでいただきました皆さまと、こうして法要を勤められ、大変喜ばしいことでした。
司会は秋口仁美さん。
熊本弁をあまり出さずに(?) 大きな声で話してもらいました。
練習の甲斐、あったようです!
法話リレーが始まりました。
今回は3名の布教使にご法話をいただきます。
1席目は大阪・最勝寺住職、中井賢隆布教使。
阿弥陀寺建立に多大なるご支援とご協力をいただいたお方です。
講題は『ぐるっと360度!』。
「出あう」という言葉の「出」とは自分のはからいから出ることでもある。取り巻くご縁の先には、はかり知れないはたらきが満ちている。そのことに気づかされた、そのときから新たな歩みが始まるのだ、話されました。
関西弁でユーモアたっぷりな語りに、法要の緊張感がとけて、なごやかな空気になりました。
2席目は、岡山・正覚寺、はがみちこ布教使。
席目は、岡山・正覚寺、はがみちこ布教使。
アート・メディエーター、美術評論家としても活躍されています。
講題は『本願の海を聞く、不可思議の光を想う』。
親鸞聖人は『正信偈』において、人の苦しみ、仏の救いを「海」とあらわしている。「海」という、はかることのできない存在から、我執を離れられない私たちのすがたがあきらかになる、と話されました。
この日のために2年間も(!)、練習をくりかえしてきたというはがさん。皆さま、温かいまなざしで聞き入りました。
3席目は東京・西徳寺顧問、大谷義博布教使。
講題は『ご縁の不思議さ』。
不思議なご縁のなかで生きている私たちにとって幸せとはなにか。それは、生まれたありがたさ、今日を生きるもったいなさ、仏法を聞くかたじけなさだという。必ず死ぬ身であることを教えられることで、これらの幸せを感じられる歩みがあるのではないか、と話した。
歯に衣着せぬ、大胆な語りに、皆さま、大爆笑。明るい法話をいただき、本堂に元気が満ちて、法話リレーは終了しました。
最後は大谷義文のあいさつ。
なにもないところから始まった阿弥陀寺のこの10+2年。
まさに不思議なご縁によってここまでこれた感謝を述べました。また問いをいただく場としてのお寺を、これからも皆さまの支えをいただきながら、次世代へと守っていくと決意を述べました。
記念法要終了です。
お参りいただき、ありがとうございました(栃原)