寺子屋「語りの秋」。
安田登師(能楽師:東京)と玉川奈々福師(浪曲師:東京)。
何もない空間に情景を思い浮かべることができる日本人。
しかし最近、苦手な人が増えているという。
能や浪曲は見えないものを想像する力を培ってきた、と話された。
沢村豊子師(曲師:東京)。
いつも笑顔の師匠。ですが弦の調子をみられるときは凛としたお姿に。
こちらも気合いが入ります。
よっ!待ってました!
演目は『天保水滸伝』。
笹川繁蔵、飯岡助五郎の確執を語ります。
序盤の笑い話のような軽快な語りから
シリアスな終盤へと展開していく。
皆さま、息をのむ。そして最高潮の唸りへ。
「日本一!」で満場の拍手。
つづいて紙芝居『愛染かつら』。
ピアノ:安田登師
語り:玉川奈々福師・阿弥陀寺スタッフ
看護婦・かつ枝と医院長・浩三のラブストーリー。
誤解やすれ違いをのりこえて、二人が結ばれていく。
阿弥陀寺スタッフ。
たびたび皆さまから失笑の声が洩れました。
演技ってむずかしい!
昭和なストーリー、セリフ、絵。
便利な今の時代ではあり得ないような、二人のすれ違い。
携帯電話さえあれば…なんて思ってしまいますが
だからこそ恋の切なさが伝わるようであります。
『夢十夜』第3夜。
安田登師のおそろしい語りに、奈々福師の三味線が響く。
声が折り重なり、雨の降りしきる夜道をさまよっているようだ。
即興とは思えないほど、息が合う。
秋の唱歌。
『荒城の月』『里の秋』『故郷』『もみじ』『旅愁』。
深まる秋の景色に思いを馳せます。
玉川奈々福師のソロコンサート。
『舞いよ舞え』『恋々芝居』。
令和元年6月にCDデビューされた曲をカラオケで披露されました。
かっこいい!皆さまもノッてます!
めざすは紅白!
勢いそのままに懇親会へ。
講師の方々に負けてられない、と思い思いの楽器で演奏を披露。
浪曲の秋、来年も楽しみです!